10月も下旬になると朝晩ぐっと冷え込んで霜が降りることもある。
去年の冬は昼間外に出していたお金のなる木の鉢をしまい忘れ、朝見てみたら葉がすっかり凍結して萎れてしまったことがあったので今年は早めに屋内に入れ込んだ。
鉢の下に潜んでいたちゃん達から居心地のいい場所を奪ってしまうことになるわけで心が傷んだが大事な鉢植えを枯らすわけにはいかない。
鉢を屋内に移動させた後3日ほど家を留守にした。
帰宅した次の日の朝、サロンの玄関の隅っこに何やらほこりにまみれた謎の緑の物体が。。。
も、もしかして?なぜこんなところに?
周囲が薄茶色なのに緑色なのは変だし(ならば周囲の色に合わせて変色しているはず)、
色はっぽいけど、の形に見えないし、、
とりあえず水かけてみて様子をみるか、、、
1時間ほどして見に行ったらすっかり水を吸って姿になっていた。
やっぱりだったんだ!
生きてるの?!
触っても動かないからそっとつまんで
庭の土の上に置いてみた。
1時間ほど経って見に行ったら動かず同じ姿だったけど色が緑から土色へ変化する中間の色になっていて、ああよかった、間違いなく生きている!と一安心した。
ホッとして屋内に戻ったのも束の間、もう一つの鉢植えの近くにまた発見!
それも3年物くらいの大きな。
表面が乾いてしまって触れても動きが鈍く逃げようとして後ろ足伸ばしたら床にぺったらとくっついて足が元に戻らなくなっていて、なんとも哀れな姿に。
あわてて水をかけて外に出してあげた。
鉢を屋内へ移動した際、下に隠れていた達はみな逃げたと思っていたのにどうやらこの2匹は鉢の底面にくっついていたらしい。
3日も4日も水がなかったら人間でも命の危機だけど達も危なかった!
それにしても最初に見つけたは何で緑色だったんだろう?
そうか!サロンの入り口のカーテンは緑色、外への出口を探して緑色のカーテンを這い回りながら何とか外への出口を探そうとしていて力尽きたのだと思われる。
玄関の隅っこで埃にまみれた姿でいたのはその奮闘の証。すでに体色を変える機能も働かない状態だったのだろう。。。可哀想に
間に合って本当によかった!
が周りの色に応じて色を変えるのは保護色、自らの身を守るため。自然に備わった自動反応だ。
人間も周りに応じて言葉や態度、キャラを変える(キャラが変わる)ことがある。それも意識的ではなく無意識自動的に。
それはの保護色のように命と同じくらい大切なものをを守るための機能なのかもしれない。
それが限界を越えてもはや色を変えられないくらい力尽きた時に人は引きこもりという選択をする。
1人でいる空間は色を変えなくてもいいから余計なエネルギーは使わなくていい。ありのままの自分、無理のない本来の色でいられる。
日本人に多いといわれているHSP(highly sensitive people)、超敏感な人達の特徴の1つは人といると「疲れやすい」。
意識するしないにかかわらずのように周りの色に自動的に変色してしまう人達なのかもしれない。
最近耳のいいオリーさん(犬並の耳の良さ!)から指摘されたこと。
ワタシは人によって声のバイブレーションが変わるらしい。全く自覚なかったから驚いた。
施術の時に人に応じて手の動きや力加減が自動的に変わるのは自覚していたけど声の波長も変わっていたとは気づかなかった。
達が自然界の緑や土色ではなく人工物の上で奇妙な色合いに変色している姿に「がんばってるね~えらい!」と心の中でいつもエール送っていたが、人によって無意識無自覚に波長を変えている自分へのエールだったのかも。
ワタシも様々な人間色に適応するために日々がんばってるんだ~えらい!ってね。
最近は合わせるのはしんどいな、とか楽だな、と思う色を自覚できるようになった。
一昔前はどんな色にも無条件に変色できることが進化や力強化の方向だと思っていた。
赤や青や黄色に変色しようと意識的に頑張ってた時もあったけど変な色にしかなれないし挙動不審にはなるし疲れて寝込んだり時々毒を吐いたりで散々だった。。
そういえば赤や青や黄カエルは猛毒持つことで身を守るが変色する能力はない。
の身を守る戦略は様々だ。
どうやらワタシはもともと毒を持たずに自動的に周囲の色に変わることで身を守る選択をしただったらしい。
この選択をしたにとって一番合わせやすいのは緑色と土色。いわゆる自然色、アースカラー。
自然色、自然体の人といると変色しなくてすむから楽なのよね。これぞ自然回帰、今さらだけど。
楽=楽しい!だ。
危機に始まり妄想で終わる。
自己洞察も深まり充実した1日でした
写真は先日訪れた野沢温泉村、みやげ遭遇率高し。