~横浜センチメンタルジャーニー~
夕暮れ時の横浜駅西口から歩いて10分ほど
3ヶ月ほど通った高校への道を歩いてみた。
なんと40年振り!
当時の校舎は建て替えられて面影はなかったが、歴史の重みとある種の冷たさを感じさせた石造り校舎の重厚な印象は今の建物にも引き継がれていた。
道行く学生たちの制服や校章も変わらない。
女子はブレザースーツ、男子は詰襟学生服。
地方ですら服装が自由な高校も増えているのに、横浜駅近な大都会の学校で未だ制服が続いていることに驚く、元は女子校だった歴史も関係しているのか。
変わらないもの
高島屋とジョイナスと道と川面と制服と
変わったもの
人と車とお店の数とワタシ自身の足取りと
10代のあの頃は流れが見えない淀んだ川の中にいるような息苦しさが常に付きまとっていた。
平沼という地名そのまま、出られるあてのない果てのない沼地に足を踏み入れて行くような感覚。
横浜駅から歩いて行く時の足取りの重さと違和感は未だからだに残っている。
今はに帰ったから川や沼に違和感や嫌悪感は湧いてこない。
に帰れたからこれから横浜の街も自由に飛び回れるよ。