中学卒業後から長らく家を離れていた長女が8月に駒ヶ根に帰ってくることになった。

囲碁の棋士目指して名古屋の中部棋院の院生になり、囲碁のインストラクターを経て、東京の靴職人養成の専門学校へ。卒業後はドクターフットへ就職、靴の調整やインソール制作、足ツボやハンドマッサージの仕事、となかなか面白い経歴を重ねている。

久遠という名前を聞いて、中国人の知人からは口々に、なんでそんな名前をつけたの?家から遠く離れて行ってしまうような感じがするよ、と言われたものだ。
まさにその名の通り、久しく遠くに離れていた娘がいよいよ帰ってくることになり、最近わが家の断捨離にも力が入っている。

赤ちゃんの頃見知らぬおじいさんから、この子は将来楽しみだ、運が強いしお金持ちになれる、みたいなことを言われた娘。
今のところお金持ちには縁なさそうだけど、このタイミングで東京離脱はやはり何かに守られているんだなあ、と感じている。
半年くらいは家の断捨離を手伝いながら車の免許取ったり単発アルバイトもしてみたいという。

アルバイトかぁ、楽しそう。若い時にいろいろな仕事を体験してみるのはいいことだよね。

ワタシのアルバイト歴を振り返ると、
スーパーのカゴの整理係
ほか弁でのお弁当作りと販売
すかいらーくの店員
駅構内で写真フィルムの受付(インスタントカメラやフィルム販売も、今はない仕事)
工場でのライン作業
書類整理(手作業での株券の整理?)
新聞配達
東京駅での駅弁販売
学習教材の営業
スーパーでの試食販売促進
中国方面専門の添乗員
中国語講師(公民館での市民講座)
中国語通訳、海外青年の船の同行通訳、台湾からの企業研修の通訳
中国語辞書編集のお手伝い
中国語検定の採点集計
中国医学書の翻訳(下訳)
りんご農家のお手伝い(摘果収穫箱詰め)、、、
、、、等々。

一番長く続いたのは駅構内での店番仕事。丸1日狭い店内で行き交う人をぼーっと眺めていたり、人がいない時は読書したり。
1人で自分のペースでできる仕事は楽しかった。

反面たくさんの人の中でマルチタスクを一定時間内にこなさなければならないような仕事は1週間くらいが限度で長続きしなかった。

添乗員のアルバイトは実入りがよかったから大学生時代何回かやったけど、別のもう1人の自分がやっていたような不思議な感覚がする。
旅程管理しながら相手のペースに合わせて臨機応変な対応が求められる、今から思うと一番向かない仕事だった。
神経が興奮し過ぎて眠れなくなってしまうし食事は味がしなくなるしで、毎回3~4キロは痩せて帰ってきていた。
思い返すと笑える珍エピソードありすぎ。
『アスペ添乗員の中国珍乗記』という本が書けそうな、、、われながらよくやったよなあ。

からだは1つしかないから今は整体師の仕事だけでいっぱいいっぱいだけど、もう1つからだがあったらやってみたいアルバイトは
スーパーのレジのお仕事と、交差点などで座って人数カウントする調査員。
人のからだと食べ物との関係性を考察するのにレジでのお仕事はおもしろそうだし、
人の歩く姿を眺めながら健康度や人生まで妄想できそうなのが調査員の仕事。
本屋さんの棚卸しアルバイト募集見たときも心が動いたな、子供の時の夢が本屋さんになることだったから。

娘のやってみたい単発アルバイトは農家のお手伝い。都会に長くいたから自然に触れたいのだろう。
何かあったら声かけてくださいね😊

※写真は光前寺の苔の古道
梅雨時は苔がイキイキしています✨