父親の転勤に伴い小学4年から6年生まで通った小学校に数十年ぶりに行ってみた。
創立間もない学校だったから校舎も当時の姿のまま残っていた。
新しい建物の匂いと新設校の自由な雰囲気が心地いい小学校だった。
学校の行き帰りは小川でメダカをとったりカエルを追ったり楽しい想い出がいっぱいある。
50年も経つと通学路も様変わりして、小川もなくなりコンクリートの水路になっていたけれど水のにおいで瞬時にあの頃へ戻った。
卒業記念の時計台は台座だけになって荒れ果てた感じだったけど卒業生のイニシャル入り焼き煉瓦は当時のまま残っていた。
皆が大文字でイニシャル入れていたから同じじゃつまらないと思って小文字にしたんだったな。。
当時の通学路を歩いてみたらこんなに近かったんだっけ?と驚いた。
鬱蒼と繁る木々のトンネルだった道沿いは住宅街に、カエルの楽園だった田んぼはコンクリートの駐車場に変わっていた。
神社は昔のままだったけど境内の樹木が大分減り周囲は住宅地になり高速道路が通っていた。
当時は怖くてたまらなかったお稲荷さんも普通の石像になっていた。
自然が失われていくにつれて神通力も失われてしまったのか。。。
便利な生活環境と神に通じる力は反比例するのかもね。