蓮の葉が池全面を覆って見事な光景の不忍池。
蓮の葉の上に朝露がたまって朝日に輝いていた。
この水で墨をすって書道するといい字が書けると聞いて張り切ってやってみたのは何年生の頃だったか。
ふと甘露台という言葉が浮かんだ。
甘露台は天理教の言葉。十代の頃天理で3ヶ月の集団生活をした時に学んだ教義の中にあった言葉だ。
当時甘露台と聞いてカンロ飴に繋がってしまって口の中が甘くなったのを覚えている。
不思議だなぁ。もう何十年も忘れていたのに蓮の葉から甘露台に繋がった。
茎を上へ上へと伸ばし、まるでパラボラアンテナのように空に向けて開いている姿を眺めていたら天の恵みを集める甘露台の意味が少しわかったような気がした。
立ち葵も上へ上へ
亀も首をもたげて空を眺めていたよ。