薪割りの奥深さ

都会にはない、ここでしかできない体験として注目しているものの一つに薪割りがあります。

今回は3回目のチャレンジ。

冬が長く続くこの地域では、薪ストーブを使って暖をとる家が結構あります。

薪は山の手入れをしたときに出る木を丸太に切断したものを斧を使って割っていきます。

今では機械を使ってアッというまに丸太を分割してしまえるので、斧を使っての薪割りなんてかなりレアな体験です。

見るのは易し、行うのは難し!

簡単そうに見えてこれがなかなか奥深いのですよ。

力んでもダメ、そうかといって脱力してやっても木に跳ね返される、緊張と弛緩の合間というか、からだのバランスがうまくとれた時に木が斧を受け入れて一つになる、、、そんな感じ。

スパーンと真っ二つに割れた時の快感といったら!!
ヨダレがでるほど気持ちがいい。

木が受け入れてくれた!やったぁー!そんな感覚なのですよ💕

何十回も振り上げても会心の一撃は1回か2回少しでも確率を上げたくて、ひたすらやり続ける。

意図と行為と結果が一致するというのは、一種の成功体験なんですよね。

うまくいった時のからだの感覚は?、手の位置は?、足の重心は?、どんなイメージをしたら割れるのか?今集中しているのか?

様々な想念が流れて行くなかで、ふっと無心になる瞬間があって、、、そんな時に木が受け入れてくれる、、、今回はそんな感覚がつかめました。

腕だけの力ではダメで、腰を入れながらやるのがコツなのですが、それがほんとに難しい。

これはからだで覚えるしかない感覚ですね、子供の頃自転車に乗るために必死になった頃の感覚を思い出したから、脳のアンチエイジングに大いに役立ったと思う。

割れた木からは木の精油が揮発して立ち上ぼり、なんともいえない清新な香りが辺りに漂う。。。
思わず割れた木片に顔を擦り付けてクンクンしちゃいました、あ~幸せ😆🍀
樹木のアロマ、かなやまサロンでも使っているけど買うと結構なお値段なのよね、なんて贅沢なことでしょう!

今の生活は腰を入れての力仕事はみな機械が代わりにやってくれる。薪割りをはじめとして全て人力でやっていた時代の先人たちの苦労に想いを馳せながら、今日はとてもいい汗をかきました。

集中していたせいか、2時間が20分くらいに感じたよ。ほんとに充実していて楽しい時間でした。子供たちにもやらせてあげたいなあ。

整体師的にみると、下腹即ち丹田に力が入る動作はからだの中心軸が定まります。
自分のからだに軸を作る感覚を養える素晴らしいエクササイズではないか、と思っています。
あちこち筋肉痛がでるから、全身の筋トレにもなるしね。

あ、そうそう、丹田に力を入れる感覚がよくわからなかったから、おまたに意識向けてやってみたらいい感じだった!!💡

そんなに高齢でもないのに腰や膝を病んでしまう人は往々にして骨盤が倒れてしまっていて(腰がS字カーブ形状になっていない)骨盤底筋がゆるんでいます。

多くの中高年の女性を悩ませる尿漏れは、便利な生活がもたらした筋力不足が原因なのは間違いないですね。

昔の生活は生きていくために自由な時間がほぼないくらいに肉体労働してただろうけれど、実はとてもからだの理にかなっていたんだろうと思います。

ジムでのエクササイズも大事だけれど、この地域ならではの生活とともにある薪割りエクササイズ、奥深くも楽しい体験でした!

これを伊那谷スタイル駒funエクササイズと名付けよう

薪割り体験は駒ヶ根市東伊那にある遊里庵(伊那谷の歌姫 吉本有里さんの自宅)でできますよ\(^o^)/

お茶とおやつを用意してくれた志織ちゃん、温かい目で見守ってくれた今村さん、ありがとうございました🙇