フロ-ライトという言葉を聞いてパワ-スト-ンの一つ(和名は蛍石)だとわかる人はかなり鉱石やパワ-スト-ンに詳しい人ですね。

子供のときからフロ-ライトが大好きで、特にその色に魅せられていました。緑色、青色、紫色、黄色、ピンク、無色などの色がありますが、特に好きだったのは緑、青と紫。緑青紫が混合一体となって醸し出す深い色合いのイメ-ジは深海。透明度のある鉱石なので色の奥にまた色が重なって見え、一つの石の中に一つの宇宙がある感じで眺めていると不思議と安心して落ち着いていられました。

パワ-スト-ン事典で調べると、緑色は精神面での成長をサポ-トし人間的な成長を助ける、紫色は直観力やひらめきを高める、青色はグランディング(地に足をつける力)を安定させて精神の統一を促す、という効果があります。

鉱石好きは幼いころから筋金入り。小学低学年の頃お誕生日のプレゼントに鉱石標本をねだった記憶があります。欲しかったのは当時1万円近くする石の種類も多く大きさもそれなりの標本でしたが、手元にきたのは3分の1くらいの大きさのもの。両親がどうしたもんだか、、、と夜(私が寝たと思って)ひそひそ声で話していたことも懐かしい思い出。ああ~やっぱりだめだったか~、それでも憧れの鉱石標本が手元にきて嬉しくて嬉しくて毎晩枕元において眺めては一緒に寝ていました。

さかのぼれば幼稚園の頃から、砂場でお友達と遊ぶことなく、ひたすら砂の中から透明な砂粒(石英)を集めることに熱中していました。
手のひら一杯にあつめた透明な石英は当時の宝物でした。

小学校高学年の時に転校した先の愛知県知多半島でフロ-ライト熱に火が付きました。山に登ると伊勢湾と三河湾が両側に臨める半島中腹の山地でフロ-ライトを拾うことができたのです。もともと透明度の高い鉱石ですが、乾いているより濡れているほうが見つけやすいので雨上がりを狙って山に登りました。ある雨上がりの午後、じっと地面を見つめながら歩いていて気がついたら山頂にいました。左右を見渡すと光り輝く海が目に映りました。自分が何をしにきたのか、どこにいるのかも忘れてしまって茫然と立ち尽くしていた時、何かに呼ばれたような感じがして振り向いた瞬間「それ」はやってきました。周りにある石とは明らかに違う、透き通った青緑紫色のフロ-ライトが目に飛び込んできました。今まで出会ったフロ-ライトとは比べ物にならないくらい深みのある深海色、丸みを帯びた手の中にちょうどおさまる美しい形、雨上がりで湿った茶色の地面の上に一つだけ、奇跡のように輝くフロ-ライト。。。私とフロ-ライトと一体となった至福の瞬間でした。

当時はフロ-ライトがパワ-スト-ンだという知識も意識もなくただただ好きで魅せられていました。サロンにフロ-ライトと名前をつけようと石の持つパワ-について調べた時、なぜこんなに熱中したのか腑に落ちました。

「闇を明るく照らす蛍のように未来への指標を示してくれるパワ-に満ちています。問題を抱えて出口が見えない時に突破口を導き出してくれます。落ち込んだ時には前向きになる気持をサポ-トする力があります。」『パワ-スト-ン事典』より

幼いころからフロ-ライトが側にあって助け導いてくれていたんだと思います。私の深いところには、このような存在でありたいという願いがあったのです。そしてこれはいまサロン フロ-ライトが目指す「あり方」でもあります。

溶けやすい性質を持つことからラテン語の「fluere(流れる)」に由来したフロ-ライト、紫外線や熱を加えると不思議な光を放つ石。
いまサロンにあるフロ-ライトは当時のものではありませんが、眺めて手にするたびに幸せ一杯、パワー充電されます。
サロンの居心地がいいと言って下さる方が多いですが、フロ-ライトのパワーかもしれませんね。。

フロ-ライトで不老の輝き、お風呂健康法(シャワーでなくしっかり湯船につかって深部体温を上げる)も提唱しているから、風呂の光?、お風呂で温まってフロ-に乗ろう!って面白いな、、、

妄想が暴走しはじめたので今日はここまで。。。