「アスペルガーは、空気が読めない」

アスペの特性としてよくいわれるのが「空気を読めない」、KYってやつですね。この言葉には、人の気持ちがわからないヤツ、自分勝手なヤツ、鈍感、等々の意味が含まれていると思います。

アスペの私から見れば、空気が読めない、という表現は、「読むべき(読まなければならない)空気が存在する」という前提条件から生じる言葉です。

「空気」は目には見えません。それは常にあるものではなくて、様々な状況下で発生するものだあり、人や場所によって変わります。たとえば行く場合によって着ていくものを変える、とか相手によって態度や言葉を変える、なども「空気を読む」ことですね。
更にその空気を察知して自分の態度、言葉や行動を自在に変化させていくことも「空気を読む」の内に含まれます。

私からみると多くの人はまるでカメレオンのように、いる場所や人に応じて色を変幻自在に変えられる能力を持っているかのように感じます。

色を察知する能力とそれに近いものに自身を変化させる能力がある、ということです。

アスペルガーには、この2つの能力が著しく低い感じです。

専門書を読むとアスペの3つの特性として

社会性
コミュニケーション能力
想像力

に独特の特性(中には欠如と書いてある本もある😰)があるとされていますがこの2つの能力の有無の程度で「生きづらさ」の程度が変わると感じています。

同調圧力の強い日本は特にこのカメレオン能力が低いと生きづらくなりますね。

白人、黒人、黄人など様々な人種が混在するアメリカでは日本でいう「空気読めない」はほとんど問題にならないとか。もとから「色」も違うんだからあたりまえか😁
(色を変えようとしたマイケル・ジャクソンは早くに逝ってしまった😭😭アメリカにはアメリカの「空気」があるんだろうな)

「でんでん虫の悲しみ」という童話がありましたが、いつか「カメレオンの悲しみ」という童話を書いてみたい。
一匹の白いカメレオン、他のみんなのように色を変えることができないので、白い砂地から出られなくなっているカメレオンのお話しです。

、、、でも実はその白い砂地こそが他のカメレオンたちがずっと憧れていたエルドラドだった。。。
周りの色によって自分の色を変えられない、変わらない、という能力こそが実はみんながこころの奥底でずっと求めていたことだったのだ。。。

、、なあんてね😁

特性の一つに「想像力の欠如(他人の気持ちがわからない)」と表現されることもあるけど、違う意味の想像力があるのだ😁

ちなみに私は「空気」は読めないけど、「からだ(こころを含めた氣の流れがいいか悪いか)」は読めます。この流れを読めない人がいる、というのは驚きだった。アスペでない人がアスペの「空気」を読めないところに驚くのはこんな感覚なのかな、と想像しています。

、、、つづく

アスペルガーのことがよくわかる、おすすめの本

アスペルガーだからこそ私は私

※この本はタイトルがステキ
アスペルガーの娘と定型発達の母の二人の共著。言葉や出来事に対して2つの視点から解説してあるので面白いです。(この娘さんはエニアグラムでいうタイプ5に違いない、なんて想像しながら読むのも楽しい。アスペルガーもエニアグラムのタイプによって受ける印象が全く違うと思うな。いつかアスペルガーとエニアグラムについても研究してみたい!)

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